誕生日占い四柱推命 破財や償いを意味する劫財と敗財
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劫財と敗財

情緒性  思考性  行動様式  社会生活   劫財概要  敗財概要  

劫達の命  傷官背禄   四柱での意味  行 運
 劫財・敗財とは自分を表す日干と同一五行で、かつ陰陽が異なる天干星(変通星)である。日干が陽干の場合は敗財となり、 日干が陰干の場合は劫財となる。敗財は日干が陽干のみ現れ、劫財は日干が陰干のみ現れる。泰山系など多くの流派では敗財と劫財とを区別しないが 高木乗の系列を引く安田流では区別している。

 劫財と敗財の性質は比肩と類似していて、比肩の意味に劫財は強気の失敗、敗財は弱気の失敗という意味が付加される。

劫財と敗財には崩壊、厭世、偏向、義理の兄弟姉妹、破綻、怠慢、浮沈等の意味がある

 比肩は地味で着実な性格であるが、劫財と敗財はうぬぼれや欲、 身勝手さがあり、金銭感覚も乏しく、四柱如何によっては金銭にだらしなくなる。また、時には投機などで破綻を招いたりする恐れもある。 財を奪い取ったり、取られたりの星である。
劫財 吉凶の割合
 男命→吉面:20~30%位  凶面:70~80%位
 女命→吉面: 5~10%位  凶面:90~95%位
敗財 吉凶の割合
 男命→吉面:10~20%位  凶面:80~90%位
 女命→吉面: 5~10%位  凶面:90~95%位

情緒性

①強情性

 頑固で図太さがあり、時には思いもよらない行動をとる場合がある。

②直情性

 感情的になりやすく、時には家族に対しても気が小さいくせに、口うるさい面が出る。

③執念性

 金銭的にはがめつく、その上しぶとい面がありながら、金銭の蓄財がなかなかできない。

④屈折性

 比肩は竹を割ったような性格だが、劫財は針金を曲げたような性格、敗財は小さな事に情的に引っ掛かり不平不満が出やすい。 劫財敗財共に性格的に損をしやすい。

⑤品行性

 女性でもなかなか勝気で、金銭欲も強く、また欲深い一面がある。共に偏官がある場合はそうでもない。

⑥欲望性

 自分の欲望や要求が人一倍強く、それをまた満足させたい感情も強く、そのれが満されなかった時に、 不平不満や怨みの情が強くなりやすい。

思考性

①決断性

 よく物事を考えず、また人の意見も聞かず、独断で物事を決定して、失敗しやすい。

②賭博性

 一か八かの勝負に賭ける。投機的なことを好むために、時には大きな失敗をしやすい。

行動様式

①独立性

 独立独行型で、人に対しても強引に物事を押し付けやすい。

②爆撃型

 破壊破財、または反抗的で自分の失敗も人のせいにしてしまう。

③流通性

 物事に対して融通がきかず、目先の利益や損得を中心に考えやすい。

④手際性

 手際が悪く、物事すべてがぎこちなく、小利口に動いて最後は損失を招きやすい。

⑤品行面

 品行の正しくない人が多く、できるだけ真面目な人生を歩くことを心掛けることが大切。

社会生活

①散財性

 財星を尅す星のため、働いても損をしやすく、時には詐欺にあったりしやすい。

②単独型

 がめつさやしぶとさの影響で継いでくれる人がいない。

③流財性

 金銭を惜しまず、気前が良いため、蓄財ができない。他人のために財を流しやすく、また浪費家の人も多い。

④波乱性

 失業、事業の失敗、盗難、貸した金が返ってこない。運気の下降時期に起こりやすいので注意が必要。

⑤強欲性

 金銭欲や名誉欲、性欲が非常に強く、社会常識を逸脱する傾向もある。

⑥早熟性

 思春期に早く異性に関心を持ちやすい。

⑦早婚性

 早く結婚して、早く離婚しやすい。

⑧劫財の職業

 自由業、独立した仕事、営業、仲介業、投機的な仕事、相場師、貿易、海外で仕事をする場合もある。

⑨敗財の職業

 独立業、職人、ボランティア、介護士、看護婦、保母・保父、金銭を扱う仕事には注意が必要。

劫財概要

①劫とは

 財を劫(奪われる)の意味。劫は暴力的に無理に取り上げたり取られる状態。

②積極性

 自分から誰かにお金を貸すなど、自分から働きかけて強気の失敗をする。

③表面化

 凶意が表面化すると強烈に急激に現れる。

④敗財比

 敗財よりカラッとした性格。

敗財概要

①敗とは

 財を敗(破る、失敗する)の意味。

②消極性

 どうしてもと頼まれ仕方なくお金を貸して失敗するなど、相手から働きかけられて失敗する、弱気の失敗をする。

③表面化

 ゆっくりと進行して、気が付いた時には手遅れの状態になっている。

④劫財比

 劫財よりやや陰険な性格。

劫達の命

①形 式

 劫財に食神が並び、地支が旺相している。

②投 機

 宝くじが当たったり、株式投資で成功したりする。

③ビジネス

 現実を見極める力が強く、がめつく儲けるのが得意。お金が飛んでくるように入って来る事もある。

④継続性

 大金を得て、一生暮らせても子孫の代まで続かない。

傷官背禄

 意味は財禄に背を向ける。貧乏性である。自己の狭い見解から、気分本位で理想空想から世間の事業を推しはかって行動するために、 正しい社会的認識に欠け広い見解がなく、それで人に騙されたり、自慢高慢にしてうぬぼれが強く、無計画に行動したり、理想に走りすぎて失敗を重ねる。

 命式の特徴は、比肩星が強くそのため傷官の力を増す。傷官は財を生じる星であるが、それ以上に比肩星が財星を尅するため、 財運はなくなり傷官の悪い面だけが残る命式。

例:西川和孝

四柱での意味

①年柱の劫財敗財

 祖父母の代で金銭のトラブルや色情の問題があった可能性がある。また祖父母・父 母の運が弱く、次の代に財産を残す事が出来なかったり、 道楽や投機・投資等で財産を散逸してしまったという事もある。本人も50代~60代にかけて金銭問題や様々なトラブルが発生する場合もある。 経営者の場合はその頃に会社が倒産、自己破産したというケースもあった。

例:西川和孝氏 西川史子さん

②月柱の劫財敗財

 中年期(30代~40代)に波乱がある。また親兄弟との縁が薄かったり、両親が離婚している場合もある。 地支が休囚していると父親が短命であったり、不幸の内に人生を終えている事もある。旺相していると個性が強い兄弟姉妹がいて、 帝旺羊刃の場合にはその兄弟姉妹が個性の強さから問題を抱えている場合もある。両親が揃っている場合でも平和な家庭で過ごす事が出来ず、 両親の仲が悪かったり複雑な家庭環境で子供時代を過ごす場合が多くある。親子の相尅という形で現れる事もある。

 地支が休囚していると兄弟がいないか、いれも全く助けにならないという事になりやすい。 月上が劫財敗財の場合、遠く実家から離れた方が却って発展している。例えば海外で活躍するといったこともあった。

 子供の月柱に劫財がある場合には、無理に親元に引き留めると却って子供が親に反抗したり、 子供が親に対して凶事を働く事になりやすい。

③時柱の劫財敗財

 晩年孤独か不遇であるか短命に終りやすい。又は子孫運がないという形で現れる。 特に帝旺羊刃などがつくと突然の不慮の事故や自殺などで短命終っている事もある。

 晩年に金銭のトラブルが発生しその事が人生最後の怨みとなって残ってしまう事もある。時柱は子孫運を表すところなので、 子供がいないか、あっても助けにならず、孫を抱く事が出来ずに人生を終える事もある。

 劫財胎や敗財胎などが出ると、子供から「脛をかじられる」場合がある。 時柱に比肩星が出る事を嫌うが、敗財が一番悪く、次に劫財が良くないと言われている。

行運が劫財・敗財の場合

①精神面

 疲れ切って何もしたくない気持ち。振り返ってよくやって来られたという驚きと今まで何の為に頑張ったのかなど、 迷いや疑惑、不安が募る。これから何を目標目的に生きてよいのか、とにかく嫌気が強くなる。気が向かないまま惰性で行動する。 目標や気力がなくなったりする。この時期は楽をして儲けたくなり、株式などの投機に走って失敗しやすい。 非常に厭世的気分になりやすい。

②健康面

 体の生理的機能が低下しやすい時期である。注意力も散漫となりやすく、その為に事故や怪我をしたり、 仕事の能率も落ちメリハリがなくなり、生活リズムが崩れる怖れがある。 わずかな生活の変化で発病したり、打撲や怪我をしやすい。

③家庭面

 精神不安定な状態が家庭内に悪影響を及ぼす。家庭に対する建設的な意欲が崩れ、全てが投げやりとなり温かい心遣いが欠如する。 自分の事だけで精一杯となる。配偶者との争いまで発展しやすく、配偶者が病気や事故になり、その事で夫婦間が乱れたりする。 親子間にも悪影響が生じる。劫財敗財は愛情を失ったり、愛情をかけて育てたものを失う時期。

例:香川照之

④社会面

 仕事上のトラブル、損失や出費がかさんだり、盗難や災難、不渡り手形に遭遇するなど、悪い事が多く起こる。 不注意から契約上のミス、相手との誤解、確認不足によるトラブル等も注意が必要。親類等の事で出費がかさむ場合は、 無駄金と思わずに使った方が良い。それが他の災いを防ぐ意味になるので。

⑤人間関係

 劫財敗財は比肩と同様に分離や別れを意味する星のため、愛する者との生死別がある。 また全ての人間関係がチグハグとなりやすい時期となる。

⑥金運

 とにかくお金の損失を被りやすい時期である。保証人になって失敗しやすい時期でもある。 また盗難や災害での損失も暗示されている。経営者であれば手形の不渡り等も要注意。 劫財の場合、宝くじが当たったりとか余禄があった後に凶事が起る事がある。
※ 比肩・劫財・敗財はあまり良い星とは言えない。財星を尅す星である。五行に太過する場合は、 財の波乱を起こしやすい星となる。正官または偏官で中和する。

また五行に比肩星が強くあっても、官星から比肩星を尅してしまい、 比肩星の波乱は官星の力によって押さえられてしまう。それから性格も人間性が高まり、常識のある人柄に変わる。 五行いかんによっては、食神星、印星で地支星が強い場合も、多少押さえることができる。