積極性やトラブル、離婚を意味する比肩について
四柱推命スクール 中級

比肩

情緒性  思考性  行動様式  生涯路程

四柱での意味  その他  職 業  行 運
 比肩とは自分を表す日干と同一五行で、かつ陰陽を同じくする天干星(変通星)である。
この星は、①自分、②分離、③兄弟姉妹という3つの意味がある。

 この星を持つ人の性格は、個性的でマイペース、なかなか人の意見を取り入れずに、人生を歩む人が多いようである。比肩とは、 もともとは「背を比ベる」というところから比較するとか争うという意味がある。

 分離とは、まず財星を尅するところから財(金銭)の分離を意味する。偏財のことを天馬とも言うが、 これを強く尅するために比肩のことを敗馬と呼ぶこともある。また人間関係や肉親関係の分離(生死別)を意味する。そして愛する者(宝)を失うという意味にもなる。

 兄弟姉妹という意味は、同時に同僚とか友人、競争相手、ライバルという意味がある。また、トラブル、対立、変化、独立等の意味も持っている。

吉凶の割合

 男命→吉面:50%位     凶面:50%位
 女命→吉面:40%位以下  凶面:60%位以上

情緒性

①孤独性

 人に媚びることが嫌いで、周囲との親和感に乏しい星。どこか排他的な印象を与えている。またその事は官位や富を得ても変わらない。

②自主独立性

 強情なところがある。また試練の時には我慢強さとなって現れる。正直で几帳面な面も持っている。

思考性

①客観性

 クールで、竹を割ったような性格である。なかなか小利口な面もある。四柱の表に比肩が現れていないのに、 五行に「比肩」が太過する場合は、物事の割り切りが良く、堅実的で計算高くなる。

②自己中心性

 物事を軽んじる。四柱にない場合でも五行に比肩が太過(4個以上)する場合は、自分のことのみを考える。

行動様式

①短期性

 時によっては努力するが長続きしない。

②性急性

 せっかちだが、物事の手際は良い。結論を急ぐ傾向がある。

③開拓性

 行動は一途で逆境に強く、事業を興す事ができ、過去を切り捨て新しい生き方をする事ができる。

生涯路程

①夫婦関係

 早い年代で死別する可能性が高く、離婚再婚を繰り返す可能性も高い。夫婦縁は薄い。男命の場合は比肩が多くても離婚するとは限らない。 しかし、女命の場合は離婚の可能性が高まる。

②家 業

 親の仕事を継承せず、独自の生き方をする。

③対人面

 人間関係が無情で心からの友達は少ない。寂しがり屋。

④家庭面

 家族や親族のために親身になっての協力は少ない。兄弟や姉妹と不和になりやすい。

⑤社会面

 自営など一人でする場合は良いが、サラリーマンの場合は、個性が強く人間関係を上手くできないため、転勤や左遷、窓際の恐れがある。海外へ出て行く運勢もある。

四柱での意味

①年柱の比肩

 祖父母との縁が薄く、祖父母が頑固でわがままな人が多く、意見対立の恐れあり。そして祖父母からの遺産の継承を受けにくい。
 また、子供の頃に「悪がき」だったという人が多く、年上比肩沐浴だと、特に悪がき的傾向が強くなる。地支星が休囚している場合は、 表面はおとなしくしているが、人が見ていないところで悪い事をしていたというケースがある。

例:香川照之

②月柱の比肩

 親または兄弟に孤独性の強い人がいたり、何人いても頼りにならない場合や、早く両親との生死別をしたりという事がある。 また平和な家庭で過ごす事が出来ず、複雑な家庭環境で子供時代を過ごす場合が多くある。親子の相尅という形で現れる事もある。 それから本人も孤独性が強いために、多くは30代、40代に苦労をしやすい。
 月支が帝旺羊刃だと凶意が最も強くなる。四柱や五行に比肩を抑える官星や印星があると比肩が暴れる事を抑えてくれるが、 帝旺羊刃があると抑えが利かずトラブルメーカーとなってしまう傾向がある。

例題:指原莉乃さん

③時柱の比肩

 老後に孤独になったり、長く床に就きやすい。五行が太過する場合は、40代から老後の計画を考えること必要。 また子孫運が弱く、子供がいなかったり、いても頼りにならない場合が多い。 帝旺羊刃が付いていると突然不慮の事故や自殺等で短命に終るというケースもある。
 比肩胎などが出ると、子供から「脛をかじられる」場合がある。

その他

比肩星が強い人は、独力で人生を切り開き、世の中を渡る。

比肩星と官星が並ぶ場合は結婚が遅くなる。特に女命は社会性が強くなる為、顕著に表れる。

比肩星と財星が並ぶ場合は、金運が上がっても財を流してしまう。

五行の比肩に7つくらい星が固まっている場合は、80歳以上生きられる人は少ない。

年上と月上共に財星があり、五行の比肩星が太過している場合は、親からの遺産をなくしやすい。

大運の時期
 若い頃に比肩星が出ていた方が体力があり、親の運勢で庇護される。

年柱天干、月柱天干、時柱天干に比肩がある場合は、土の中に杭を打ち込んだように、 多少の嵐が吹き荒れても、運は動じない。

職業(月柱天干に比肩がある場合)

 独立業が良く、一人でできる仕事。弁護士、計理士、医者、請負士、商店主、共同事業などは向かない。 3人~5人程度の少人数で束縛がなく、独立的な仕事は大丈夫。融通性がないので軍人には向かない。

行運が比肩の場合

①精神面

 自覚的な感情の始まり。新しく物事を計画し決心する。独立心が強くなり協調性が 無くなりやすい時期のため、 周囲から浮きあがってしまう事もある。何事も自ら飛び出そうとする。思い切って決断するか決行する勇気が生まれるが、 結果は苦労が多くなる傾向。四柱と五行、大運が良ければ苦労の結果は非常に明るく、 五行や大運が悪ければ苦労ばかりの傾向。

②健康面

 隠れていた病気が発病したり、ガタガタしやすい時期なので飛び回って過労気味になったりと、調子が悪くなりやすい。 過去に患った病気が再発する可能性もある。内臓を手術などで体外に分離する。摘出には良い時期。

③家庭面

 家族と分離しやすい。転勤など。親の比肩時に子供が独立したり、娘が嫁に行ったりする。妻にあれば離婚する可能性大。 比肩の流年は家族を大切にするように心がける。比肩は兄弟姉妹の星でもあるので、兄弟間にトラブルが生じたり、 兄弟に対して心配事や苦労が生しやすい。

④人間関係

 人間関係に分離が起きやすく、異性に愛されていたつもりで、結婚を申し込んだのに結婚など考えていなかったという結果になるなど。 恋愛面はプラトニックラブになりやすい。家族や親しい人との生き別れや、死に別れという暗示がある。 愛情が冷めて相手の欠点ばかりが目につき始める事もある。一番離婚率が高い時期でもある。
 また、比肩とは肩をならべるという意味から兄弟姉妹・同僚等とのトラブルにも注意が必要になる時期である。

⑤社会性

 新しい仕事の企画や実行、転業、転宅、支店の設置が起こりやすい。サラリーマンは不平不満が起こりやすく変化を求めたくなる。 将来に対する不安や不信を感じやすい。新しい事に挑戦しようとする時期だが、結果はすぐには出ず、却って苦労が多い時期になりやすい。 また社会から跳ね飛ばされるという意味も出てくる。リストラにあったり、自分自身が会社を辞めたくなる時期でもある。

⑥金運

 お金が流れやすい時期である。金銭ばかりではなく、この時期に物を購入すると欠陥品をつかまされたり、 家を建てた場合には手抜き工事をされたり家相の悪い家に住む事となったりしやすい。 経営者がこの時期に当たっている場合には資金繰りに苦しむ時期でもあり、 大運等が悪く最悪の場合には倒産の危険性も出てくる。

⑦冒険性

 今までできなかった事をしたくなる。この時期に浮気する人が多い。