仕事運に影響する偏官と正官を合わせた官星
四柱推命講座

官星の共通事項

 偏官と正官を合わせて官星という。

星の特徴

官途星

官星は貴人の星である。官公庁や各種企業で出世するには官星の旺相が必要である。官星が適在ならば若くして出世する事ができ、高位に昇る事ができる。

身体面

官星の人は比較的丈夫である。

脆弱性

鼻柱が強くても気は小さく精神的にもろい。後から心配したり後悔したりする。

肉親縁

官星が多い人は肉親縁が薄い。

不倫性

女性で五行に官星が多いと3、4回結婚する。正官と偏官が並ぶと不倫しやすい。官星太過は家庭性がなく数回の結婚になる。官星が2つあると女性らしくない。

忍耐性

基本的に粘りがない。粘るべき時に粘らず、粘らなくて良い時に粘る。

知能度

官星が1つならば聡明である。2つならばお馬鹿さん。たくさんあれば苦労が多い。

官星太過

3つ以上は人としての性格は良くても運命的に悪い。沐浴があれば荒れる。

財殺の命

財と官を併せて7つ以上になると財殺の命になる。身旺しても尚運が悪く、災難から生涯縁が切れない。

変身

正官が2つ以上は偏官になる。また四柱に正官が1つでも五行に4つ以上あれば偏官になる。

比肩

比肩と官星が並ぶと行動力はあっても考える力がない。

安定

官星は食神が出ると良い。また印綬が出ると安定する。

傷官

官星に経営手腕をプラスさせるならば、問題はあるが傷官が良い。

官から官

官星が多いのに比肩の抑えがない四柱の人は、はったりばかりで中身がない。自分本位の考え方をする。

結婚

女性は官の時に結婚したくなる。男性は恋愛よりも仕事に熱中しやすい時期。

職業星

仕事に困る事がなく辞めてもすぐに次の仕事が待っている。

官なし

四柱に官星がない人は権威的でなく腰が低い。悪くすると平俗で怠け者になるか、積極性に欠ける人になる。

三宝の命

官星は印綬と財星と共にあれば最大の吉である。それは名誉を保証する印綬と、権威を保有する事に必要な経済力の財星とが備われば、 不動の運勢を確立できる為である。この財星と官星、印綬(印星)の財官印が揃った四柱を三宝の命と呼ぶ。

官殺混雑の命

官殺

正官、偏官の区別なく2つ以上官星が四柱に現れると官殺になる。

混雑

官殺に加えて比肩星が多くなると混雑になる。さらに五行が不安定ならば官殺混雑の命になる。

運勢

一見おとなしそうでも言い出したら聞かない。せっかちだが約束は守る。雑草的な存在である。 エレベーターのように上がったり下がったりが激しい運気である。
五行の安定があれば中小企業の経営者に向く。 大運が良ければ人から好かれて良い運気になる。
エネルギッシュでタフなので子供頃からスポーツ等でエネルギーを発散させた方がよい。 エネルギーを放出させないと悪い方へ走ってしまう子がいる。考える力が弱い。好奇心は旺盛である。

ミス

官殺は軽率な失敗をする。

行運

比肩星が現れると悪くなる。印星が一番良い。次に食神が良い。官星が現れると物事が思うように進まず中途挫折しやすい。 思惑が外れて運勢の停滞を招き、更に移動や地位の変動、病気、事故、障害の危険性が予想される。